サボット弾の精度の追求(火薬量編)

ハンドロード

火薬の量の僅かな違いで精度は変わります。
弾の初速とそして振動が変わるそうで、なんとも細かい世界です。

数パターン作ってテストしに行きました。

 

同じように撃つ準備

レスト撃ち

まず大前提として同じ場所を狙って撃つ必要があります。
そのためにはライフルレスト(ガンレスト)が必須です。

私はケチなので少ない発射数で評価したいと思っているのでレストを買いました。
やり直しや撃つ数を増やすとそれ以上の損失になるし、スコープを合わしたり載せ替えたりと何かと使えます。

12,000円前後で買えるようなのでいいです。

距離は50m、弾は3種類を3発ずつの合計9発
以前大まかな分量がわかったので最小構成で用意しています。

市販の弾でスコープは合わしてあるのでとりあえずそのまま撃つと

結果はこんな感じ

A(29.5gr)0.5cm x 3cm
B(30gr)2.5cm x 4cm
C(30.5gr)7cm x 6cm

中心点は青い丸です。
Aは2発重なってます。

弾が違うので中心に当たる必要はありません。
いかにまとまるかが重要です。

レストに載せてるのでまとまった所にレティクルを持っていけばゼロインも簡単に出来ます。
方眼的なので「→3.75mrad、↓0.2mrad」回しても同じようになります。

Aが良いまとまりなのでそこに合わせて、確認のため数発撃てば簡易調節完了です。
射撃場が遠いなら5発作って3発をテスト、2発を合わせに使うのも有りです。

私の場合は直後に猟友会での練習会があったので簡易な合わせとしました。

サボット 精度 50m

後日の練習会での結果です。
バイポッド(先台委託)で50m×3発でこれくらいでした。

レストだったらもう少し当たりそうですが猟でレストは使わないので練習には使わないようにしています。
射撃場でしか当たらないという人はこの辺りを間違えてるんじゃないかと思います。

レストは銃や弾の精度を確かめる作業台です。
猟の練習は猟で撃つ時と同じスタイルでするものです。

100m先で倍ズレるとしてもこれだけ当たれば充分です。
補正のため左に0.3mrad回して完了としました。

しばらくはこれで使っていきます。

ハンドロードのメリットは3つあり、安く、よく当たり、そして面白いです。
楽しんでいたらそのうち良い弾が出来ます。

 

-狩猟, DIY