ベクターオプティクスは猟銃で使えるのか?

コスパの良いスコープメーカーとしてよく語られるのが中国のベクターオプティクスという光学機器メーカーです。
狩猟を始めてから色々と試してみたので私なりに書いていきます。

 

基本情報

スコープ、ドットサイト、マウントリング・ベースが主な製品で、他にスコープ用の水平器やリングなどを販売しています。

主にアメリカ向けで世界中に輸出されておりコスパの良い実用品という評価を受けているようです。
日本にも数多く入ってきていますが主な用途はサバゲー(おもちゃ)用で、サバゲーマーからは実銃用の高級品として見られているようです。

国内代理店とアマゾン店(どちらも同じ出品者)から買う方法と輸入する方法があり、海外の公式サイトからの個人輸入は比較的簡単です。
※ただしドル高相場だとわざわざ輸入しても利益は少ないです。

仲間内では私が一番最初に導入し、中国製だと笑われました。
しかしその後は私以外の全員がそれしか買わなくなったのでので並のハンターならこれで充分だということです。

 

スコープとその評価

Continental 1-6x28 FFP

フラッグシップである Continental シリーズだけあって非常に高い光学性能です。
散弾銃ではマウントが合わないためまだ試していませんが、エアライフルでの近距離猟には良い仕事をしてくれています。
とくにこの1-6x28は広い視界とクリアなレンズに加え、サイドフォーカス無しなため瞬時に補足することが出来ます。
34mmチューブであるためマウントリングが少ないですがこれから伸びる規格なので待てば出てきます。
品質は完璧というわけではくイルミの発光がいまいち不均一(∧がへに見える)ですが、そこを割り切れれば中々強力な1本です。

 

Continental 2-12x50 SFP

Continental シリーズには34mmチューブのFFPと30mmチューブのSFPがあり、こちらは30mmチューブです。
テレ端の解像感は物足りないものの、2-8倍辺りのクリアで明るい視界は中々な出来栄えです。
スラッグ弾の衝撃にも対応しており中距離向けのハーフライフルとの相性が良いです。
電池キャップのゴムパッキンがすぐ劣化して割れます。

 

Taurus 1-6x24 FFP

かつての上位機であったこのTaurusシリーズも値段の割には優秀な出来栄えです。
そこそこな明るさと視界がある上にイルミも点くのでスラッグ銃に載せてのコール猟では非常に活躍しました。
レティクルパターンはセンターに点が入る程度なので見失いやすく、広角では昼間に使うことは出来ませんでした。

 

Taurus 4-24x50FFP

私が空気銃を持った頃によく使っていました。
フォーカスダイヤルが硬いハズレ機でしたがすぐ使いたい時期だったので実戦投入し、かなりの猟果上げてくれました。
日本では最近入荷が減り入手しづらくなってきたのでContinentalシリーズを検討しても良いかもしれません。
電池キャップのゴムパッキンがすぐ劣化して割れます。

 

Forester 1-5×24 Gen II

ゴミスコープの代名詞 ベクターオプティクスのフォレスター。
サバゲーマーは絶賛し、猟師は酷評する数少ないスコープです。
パララックスセッティングが近すぎて50mのような“長距離射撃”には使えません。
撃つたびに着弾が変わるため無駄に打ち続け、射撃場代+弾代+交通費で多大な損失になります。
防水性も低く雨がかかると中が曇ります。
燃えないゴミ。

 

スコープの総評

このメーカーのスコープは造りに荒があるもののフラッグシップ機の光学性能などは海外製の高級スコープと同レベルです。
ContinentalとTaurusであれば猟銃で使用でき、良好な成果を上げてくれます。
ただし安さのために質を犠牲にしているため、電池キャップのゴムパッキンがすぐ劣化する問題や、サイドフォーカスやどこかの可動部が硬いという不良は付き物です。
Amazon購入であれば返品しやすいので比較的安全かもしれません。

Forester(フォレスター)やその辺りの廉価モデルは猟銃では使えません。

 

ドットサイトとその評価

Frenzy 1x17x24

このドットサイトはベクターオプティクスのヒット商品であり世界中で使われています。
元々が拳銃用なので耐衝撃性も高く、操作も容易で非常に使いやすいドットサイトです。

良かったので別ページにも載せています。

 

Frenzy 1x20x28 3MOA

Frenzy 1x17x24の後から登場した少し視界が広いタイプです。
こちらも最近よく使われています。
20mmマウント付きですぐ使えます。

 

Frenzy 1x20x28 6MOA

バリエーションの1つとしてドットが大きくなったモデルです。
よく迷う人が居るのですが答えは簡単で、巻狩や鳥撃ちなら6MOA、何でもなら3MOAです。
ドットを明るくすれば大きく見えるためです。

 

Maverick(マーベリック)

エイムポイントなどと同じくチューブ型であるため雪やゴミの侵入に強いです。
ただしその代償として枠が視界を大幅に遮ります。

京都で起きた死亡事故はこのタイプの視界が狭いドットサイトで狙われています。
元々の認識で誤認されていたようなのでサイトが一因なのかはわかりませんが、こんなものを使うくらいなら等倍のスコープを使ったほうがマシです。

 

ドットサイトの総評

Frenzyであれば猟銃で使いやすいです。
他はおもちゃ用なので実用的なものはありません。

「ドットサイトといえばドクターサイト」というのが年寄りハンターのスタンダードだったようですが、今はもう過去のものです。
蓋を無くしたら電源が切れなくなるようなポンコツとは違い、4時間経った消える最先端テクノロジーを搭載しています。

先入観を捨てて試してみては?と提案できるような品質は有ると思います。

 

-狩猟
-,