最初の銃として選んだBROWNING MAXUS ONE(ブローニング マクサス ワン)
細部が気になる方向けに開封から組み立てまでを書いてみます。
梱包状態
買ったときの付属品はこんな感じです。
・銃本体
・専用ケース
・チョーク
・パッドスペーサー
・ストックスペーサー(詰め木)
・トリガーロック
・説明書・保証書など
・タグなど
銃本体
木目は当たり外れがあるようで購入した銃砲店の話によるとラワン(ベニア板調)のようなノッペリした物もあったらしいです。
これは当たりな気がします。
左右対称の虎杢が美しくとても気に入っています。
杢目は好みが分かれるのでウッドストック(木銃床)モデルを買うなら必ず見ておくべきです。
理解ある店に杢目を見たいと言えば写真を送ってくれるし、行って見てるなら違うものを商社から借りてくる事ができるようになっています。
銃床の交換はかなり高く付きます。
ただ、サボット銃身(12万円)は専用の樹脂製先台しか使えないので、サボットでの使用もしたいならシンセティック一択となるのでご注意を。
専用ケース
どのモデルでもハードケースが付いてきます。
もしもストック(銃床)の調整をせずにそのまま使うならこの状態で猟場に持っていくことが出来ます。
※組み立ててから公道を歩いたりするなら銃袋は必要
私の場合は写真を撮ってからベント(銃床の角度)を変えて銃床も延長しているのでケースに入れることは出来ません。
実際の猟では銃袋に入れており、射撃場には買ったときにおまけで貰ったセミハードケースに入れているのです。
保管においてもケースごと入れることは出来ず、機関部のトリガーガード(用心金)にチェーンを通すことになるので、ケースの出番は全く無いです。
なので私の場合はただの「付属品入れ」となっています。
交換チョーク
・インプシリンダーチョーク(1/4)
・モデチョーク(2/4)
・インプモデチョーク(3/4)
ONEというグレードなので上記の3本が付いてきます。
1本は銃身に付いています。
上位のGrade3ならシリンダーやフルチョークなども付いているらしいですが、インプシリンダーならスラッグとバックショットを混用しても問題ないので特に無くても良い気がします。
もしスキート射撃をしたかったらスキートチョーク(5000円くらい)を買うと良いです。
パッドスペーサーとストックスペーサー
パッドスペーサーとストックスペーサー(詰め木)を使うと銃床を自分の体に合わせて調節することが出来ます。
パッドスペーサーを付けると銃全長が伸びるように思われていますが、あれは木の部分の長さなので自由に変えて大丈夫です。
体に合っていない銃は危険なので構えたりしながら違和感を探ると良いでしょう。
トリガーロック
※画像右下
これは日本では使いません
スーパーや専門店で陳列するとき用の安全部品です。
あえて使うとすれば射撃場くらいでしょうか。
説明書・保証書など
プリント品質は低いが日本語の説明書が付きます。
1回読んでしまってあります。
他にもタグやバレルシールが付いていますが、これらは販促用品です。
組み立て
基本的な構成部品は機関部・銃身・先台からなります。
MAXUSの場合は他の散弾銃と同じで工具無しで容易に分解・組み立てが可能です。
慣れれば1分もかかりません。
まず銃身を機関部に差し込みます。
スライドを引いておくとスムーズに作業できます。
リブが機関部の上部とぴったり合わさるようにします。
差し込みが不十分だと先台がつかなくなります。
先台を銃身に沿わせて差し込み、機関部側に押さえながら金具をパチンと止める。
スライドを閉じれば完成です。
保管時
この銃に限らず多くの自動銃でスライドレバーが外れるようになっています。
外すことでスライド(遊底)を容易に引けなくなります。
ガンロッカーでの保管時は先台を外して装弾ロッカーに入れるなどして盗難時の安全性を高めなければなりませんが、自動銃の場合はこの部品を抜くだけでいいです。
そもそも先台を外すと持ち上げた時に銃身が抜けたり、先大自体が大きくて装弾ロッカーに入らないうことも起こります。
泥棒に銃身だけ持っていかれやすいのでかえって悪いかもしれませんね。
スライドレバーを外すと下のようになります。
この状態であれば直ちにスライドが引けなくなり、弾の装填とハンマーを起こす動作が出来なくなります。
なので安全であると言えます。
外した部品はこんなのです。
山で落とすと二度と帰ってこなくなります。
強く引かないと抜けないので落ちることはないですが、付け忘れて山で気づくと取りに帰るしかなくなるので要注意です。
荒い人だと釘や車のカギで何とかするようです好ましい使い方ではないです。
以上!