長距離を撃ちたい!
そう思う場面が何度もあったのでハーフライフル銃を追加しました。
ハーフライフル銃とは
日本独自の法律でライフリングを半分以下に削って散弾実包を使う銃は「ライフル銃及び散弾銃以外の猟銃」というカテゴリーに入り散弾銃と同様の扱いになります。
精度を落とすと事故も起こりやすく危険な気もするのですがそういうガラパゴス的な法律になってます。
削り方は加工業者ごとに微妙に違い、ある所では上手に山だけ削り、ある所では段差ができるほど深く削られています。
ミロクの場合は谷まで削ってあり若干ズレています。
ベースとなる銃は本来全体にライフリングが切られており、ライフル銃が持てない海外の地域でも散弾銃として使用されています。
日本に輸入されてからその辺の鉄工所に持っていくので加工精度は鉄工所の腕次第なようです。
弾も通常の散弾銃とは異なり、サボットスラグ弾を使用することになります。
何が変わるかというとサボに包まれた一回り小さな弾頭を回転をかけて飛ばすことで長距離でも安定した弾道を維持できます。
これにより通常の散弾銃よりも遠くを狙い撃つことが出来るというものです。
ブローニング A-Bolt
ぱっと見バーミントライフルのようなスタイルのブローニングのエーボルト。
12番ではサベージやターハントなどもありますが、10万円台で買えて質も安定してそうな本機にしました。
ちなみにシンセストックモデルは将来的に加水分解してベタつくので買ってはいけない代物です。
こちらはウッドストック(クルミ)なのでずっと安定して使えます。
弾倉(マガジン)はこのように開くタイプで中の箱を取ることも出来る中途半端な構造です。
買い足しても差し替えて使えるわけでなはいので脱包機構として使えば良いんでしょうかね。
スコープはリューポルドのシンプルなもの。
マウントにはEGW製のワンピースピカティニーレールを取り付けています。
装填動作
20番のボルト式散弾銃はよく装填不良を起こすようですが12番ではあまり聞きません。
この銃の場合はボルトをゆっくり引くと薬莢が残ることがありますが、カシャンっと素早く操作すると正常に排莢されました。
反動
猟銃の中でもトップクラスに反動が強いのがこのサボットスラッグ銃です。
特にボルトアクションは反動の逃げ場がなく、銃床も跳ね上げが少ない真っ直ぐな形なので衝撃をモロにくらいます。
日常生活でこの反動を体験できるのは交通事故くらいでしょうか。
試し撃ちは出来ない国なのでご検討の方は覚悟してください。