狩猟向けの単眼鏡?「SIGHTRON M728」を購入

2019年12月28日

狩猟を始めて2ヶ月目
やっと良い単眼鏡が見つかったので買ってみました。

遠くが見たい!

猟に出ると動物の行動観察や罠の確認、あと湖面の水鳥を見る時に遠くて見えないことはよくありました。
しかし、この時点で私はまだスコープ付きの銃を持っていないので双眼鏡か単眼鏡がほしいと思って探していました。

スコープ付きの銃であっても車からサッと辺りを見回したりそのへんで不用意に構えることは出来ません。
双眼鏡だと少しかさばるので出来れば単眼鏡で…。
もちろん頑丈なのが…。
距離も測れたら…。

そしてようやく見つけたのがSIGHTRON(サイトロン)のM728という単眼鏡(モノキュラー)です。

 

自衛隊納入品とほぼ同等

サイトロンは日本のメーカーで、自衛隊向けにミルスペックの双眼鏡「TAC 36M」を納入しています。
それを実質半分にしたのがこの「TAC M728」です。

小さいながらも高い光学性能、耐衝撃性、防水性など過酷な環境での使用を想定しているため、山で落とそうが一緒に洗濯しようが問題ない。
半年ほど軽トラのラジエーターの上に引っかかっていたが問題なく使えるくらいです。(下記事参照)

軍用というと語弊があるかもしれないですが、そのような状況でも性能を発揮できます。
双眼鏡よりも単純な構造になるためこちらの方が丈夫かもしれないくらいです。

 

スペック

光学:ダハプリズム
倍率:7倍
口径:28mm
重量:180g
材質:マグネシウム合金・ラバー
実視界:7.3°
明るさ:16

ニトロゲンガス充填
100/100レティクル(ミルスケール)入り

 

外観

全体がラバーで覆われており、衝撃にはかなり強いです。
ぶつかった時に損傷しやすいところは分厚くなっているのでよく考えられています。

ミリタリーユーズであるため迷彩柄となっています。
山で落とすと悲惨なので要注意です。

TAC M728専用ポーチの他にストラップも付いていますが使わないので着けてません。
ポーチに入れて軽トラのドリンクホルダーに刺しているか、ポケットに入れる事が多いです。

絶対に落としたくないならストラップで首からかけるといいでしょう。
ちなみにポーチはベルトに通すことも出来ます。

倍率は固定なので可動部はピント調節だけです。
程よい抵抗で回り、覗きながらでも動かしやすいです。

SIGHTRON M728はメガネ対応の単眼鏡アイカップの部分を折り返すとアイリリーフを長くすることが出来ます。
これは眼鏡の使用時を想定した工夫で、いちいちメガネを外す必要がなくなります。
※双眼鏡(TAC 36M)でも同じ構造になっています。

レンズは明るく解像度も充分です。
価格帯が違うので当たり前ですが、Kenkoの2000円くらいの物を覗くと違いがよく分かります。

 

レティクル

特殊な機能としてミルスケールというレティクル(十字)が入っています。
これは対象物までの距離やその大きさがわかるスグレモノなのです。

ミルゲージの計算方法計算は使っていけば慣れます。
私は別の計算方法で計算していますが、慣れれば数秒で距離を言えるようになります。

例えばここに宿敵ニホンザルの写真があります。
スマホで無理やり撮っているのでブレとボケはありますが、これでも距離がわかります。

ニホンザル 有害鳥獣駆除

サルの体高で距離を計算する方法と、距離でサルの体高を計算する方法があります。

体高が50cmだとすると、0.5mx1000÷25ミル = 20mとなります。
距離が20mだとするとその逆の計算で0.5mという数字になるはずです。

私は計算が大嫌いなので違う方法にしています。
10ミル分の長さ(cm)×100 = 距離

20cmくらいなら20m、超簡単です。
測量ではないのでこれだけできれば充分でしょう。
この方法はMRADのスコープの計算方法に近いかもしれません。

狩猟免許試験での距離の目測で使いたい気もするが、あれには別の解き方があるのでまたいつか紹介したいです。

以上!

 

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