410番のスラッグの実射データ

2021年10月2日

410番スラッグ

410番のスラッグ弾の市販品は4種類ほど流通しています。
そのうち2種類が手に入ったので射撃場で撃ち比べてみました。

弾について

410番スラッグ

色々探し回った結果、410番ではフェデラルとウィンチェスターの2種類のスラッグが手に入りました。
他にもレミントンは取扱なし、ソーベストレという滑空砲の弾みたいな物は実用性がなさそうだったので省略します。

Federal F412RS Winchester X410RS
Gauge 410 410
Shell Length 2 1/2″ 2 1/2″
Slug Type Hollow Point Rifled Hollow Point Rifled
Slug Weight 1/4 oz 1/5 oz
Quantity 5 5
Muzzle Velocity 1775 fps 1830 fps
Muzzle Energy 762 ft/lbs 651 ft/lbs
運動エネルギー 1033 ジュール 882 ジュール
購入店舗 浜崎銃砲火薬店 浜崎銃砲火薬店
価格 280円 / 個 184円 / 個

 

Federal F412RS

ネットでは見かけない弾ですが在庫はそこそこあり言えばケースでも入ってきます。
1発あたり280円で、店頭割引を適用しても12番のレッドバードより高価です。

大きな特徴として弾頭の直径が小さいことが挙げられ、実包を振るとカタカタ音がするものもあります。
海外でいろいろな実包を分解して測った人のコラムでも最小サイズとなっています。

クリンプや弾頭は美しく仕上がっています。
パット見当たりそうな弾です。

スペック上は弾頭が重いためこちらの方が運動エネルギーは大きいです。

 

Winchester X410RS

こちらは一般的な410番のスラッグとして流通しており手に入りやすいです。
かなり昔からあるようで撃っている動画も多いです。

価格も1発188円、さらに店頭割引で166円と大変お買い得。
海外価格との乖離も小さくコスパも良いです。

ロールクリンプの仕上がり自体はきれいに押し込まれていますが、弾頭とクリンパーが接触しています。
これにより弾頭の先端が変形しているので精度への影響が心配です。

410番の一般的な用途としては止め矢が主なので大した精度はいりませんが、50m以上を狙うとなると気になってきます。

 

射撃の条件

場所は京都の京北射撃場。
ここは50mと100mの両方が撃てて環境・雰囲気ともに良いのでよく来ています。

京北射撃場を信用しないわけではないですが念の為に射台から的までの距離を測るとちょうど50mでした。

使用する銃はミロクという名の謎銃
元折れ単身式で上下2連のように銃を折って薬室に直接弾を入れます。

絞りはインプシリンダー、スコープは「 VortexOptics Viper PST Gen II 5-15 x 44 FFP 」を載せています。
動かない的なので15倍で狙うことにしました。

撃ち方は色々考えましたがレストではなく射撃場にある木台への委託としました。

 

結果:ウィンチェスター

※10点の円が直径6cm、9点の円が9.4cm、8点の円が12.8cm

余り弾が多かったウィンチェスターでスコープを合わせ、そのまま本番用の的を撃ちました。
いろいろあって本番用の的が跳弾を1発受けています。

左にそれた弾は癖でガク引きになってしまいましましたが、他はじんわり引いています。
左右のブレはガク引きの1発以外は少なく、水平芯間距離は2cmに収まっています。

上下は芯間6cmに収まっており、上下の誤差は薬量の誤差が原因かと思われます。
猟でもロット違いの弾が100mで20cmくらい上に飛んでいったことがあるので大目に見るべき仕様かもしれません。

穴がきれいに開いているところを見ると真っすぐ飛んでいるようです。

 

結果:フェデラル

フェデラルは驚くほど当たりませんでした。
的紙を変えたりしながら銃身を常温に戻し、すべて同じ方法でじんわり引いているにも関わらずです。

黒い部分が新品だったので後ほど空気銃のゼロインに使いました。

弾が違うので集弾エリアがズレるのは正常ですが、左右のズレが目立ちます。
真ん中の3発は最大芯間5cmとまずまずですが、円外左右の2発は横転しています。

山で撃っててもなぜか見当違いのところに飛んでいったことがあるのはこれが原因かもしれません。
弾頭が小さいと銃口内で傾き、空気抵抗でゆらゆら揺れながら飛んでいくようです。

 

考察

フェデラルのスラッグは値段を考えると選択肢からは確実に外れます。
ウィンチェスターのスラッグで大体の用途をクリアできるし弾も安いです。

銃やスコープは問題なさそうなので腕を上げると円は少し小さくなるかもしれません。

これ以上の精度を求めるのならハンドロードを検討するのも有りでしょう。
まだまだ手探りですが現在わかっているのは「スラッグの場合、IMR4227では燃え残る」ということです。

 

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